特定非営利活動法人
ハートネット西尾

ごあいさつ

この度、芳賀幸彦前理事長の後任としてNPO法人ハートネット西尾の理事長に就任しました田中研一です。私のような者が極めて重大な任に就くこととなり、大変身の引き締まる思いですが、芳賀前理事長をはじめ、役員及び法人で働くスタッフの皆様にご協力を賜りながらその責務を果たしてまいる所存です。

現在、当法人は、就労継続支援B型事業所就活センターえん、地域活動支援センターめだか工房、グループホームせせらぎの運営と、障害者等に関する理解促進・普及啓発のためハートネットフェスタの企画・運営をしています。令和5年10月には、主に旧幡豆郡（一色町・吉良町・幡豆町）の障害者を対象にした地域活動支援センターを開所することになっています。

当法人の原点は、昭和47年12月に発足した精神障害者家族会「三根会」にあります。

その活動は、生活・医療・介護等全ての責任を家族に押しつけてきた国の医療福祉政策に異を唱え、精神障害者とその家族が社会の一員として安心して暮らし、社会参加ができる地域を目指すものでした。
精神疾患に罹患するということは、今なお当事者・家族に終わりのない絶望と恐怖、悔しさ、苦しみ、悲しみを与え続けています。

私たちに課せられた役割は、当事者が精神の病を持っていても、人として尊重され、生まれ育った西尾市で安心して生活し、自分の目標に向かってかけがえのない人生を歩むことができるようにすることだと考えています。
そして、家族が長期にわたる経済的・精神的負担から解放され、当事者中心の生活から自分の生活、当事者の生活に縛られない自分の納得のいく人生を歩むことができるようにすることだと考えています。
そのため、行政及び医療機関、関係諸機関等と連携を強化しながら、西尾市で暮らす精神障害者とその家族に細やかな支援を行い、生活・医療・介護等の負担軽減や福祉制度の充実に向け、一層の努力をしていくつもりです。

NPO法人ハートネット西尾  理事長
  田中研一